ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ(34)が22日、アシックスとアドバイザリースタッフ契約を結んだと発表し、都内の同社で会見を開いた。契約は1日から。
イニエスタは、20日の川崎フロンターレ戦に3−5で逆転負けして、J1で12位に沈む神戸の現状について「今、チームは難しい状況にありますが、残りの4つの決勝を勝ち抜いて、今、この道を進んでいけば、チームとして改善して良くなると確信している」と、リーグ戦の残り4試合を決勝戦のつもりで戦う意気込みを口にした。
その上で「道をみんなで歩んで行って…選手1人1人も向上していってほしい。僕は1人では何も出来ない。チームが僕を必要しているように、僕もチームのことを必要としている。その意味で、みんなで改善、向上していって、いいチームを作っていきたいと考えています」と周囲の選手の向上を求めた。
一方で、イニエスタは「日本に来て、挑戦に取り組んでいく。それに対し、多大な努力をされている三木谷浩史会長に感謝を述べるとともに、日本での挑戦はヴィッセルをトップチームに育てることを目指すために来ている」と、神戸をトップクラブに育てるという使命感を熱く訴えた。「それに向けて、アシックスファミリーに入ったことは、達成へのモチベーションになる。これからも頑張っていきます」と語った。
神戸のブランドスポンサーを務め、イニエスタと契約したアシックスの尾山基会長は「テクノロジーを生かし、革新的な製品開発を進めるとともに、神戸が掲げるアジアナンバーワンのクラブになるという壮大な目標をサポートする。アジア、アセアン、世界に、アシックスフットボールの名を広め、世界のサッカー市場に果敢にチャレンジしたい」とイニエスタが掲げる、神戸をトップクラブにしたいという熱い思いをサポートしていく考えを強調した。【村上幸将】
10/22(月) 15:09配信 日刊スポーツ
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