「拘束されていた安田さんが解放され助かった。本当に良かった」と安田さん解放を喜んだ前沢氏。「けれど忘れてはいけない。2015年1月の後藤さんと湯川さん、2004年10月の香田さん、三人とも助からなかった」と過去に拘束され命を落とした日本人ジャーナリストの名を挙げ、「いずれも身代金要求に日本政府は応じなかった。人命より、テロとは交渉しないという姿勢を優先した。人命<姿勢???」と疑問を呈した。
続けて「身代金を払えば、それが新たな武器購入の資金となり、テロの力を強め、さらなる被害拡大につながる。けれども、それは近視眼的な考えだと思う。根本的なテロ問題の解決は、資金源の凍結や、武力による一掃戦略ではなく、話し合いだと思う」と持論を展開。「非武装の状態でテーブル上で議論してみることはできないだろうか」と提案し、「平和主義国であり被爆国でもある日本が、国際社会を代表して、そうしたテーブルを用意し、そこへテロリストと呼ばれる人たちに丸腰で来てもらい、さあ冷静に話しませんかと、あなたたちの本当の目的は何なんですか?と議論の場を設けることはできないだろうか」とつづった。
さらに「身代金は、そのテーブルセットのための重要なカードとして使えるのではないかと僕はいつも思う。いくら払ってでも人命第一である、そして払うなら話し合いの機会が欲しいと。そうした姿勢を日本が率先して国際社会に示し、イタチごっこになっているテロ問題解決の新たな糸口にできないものかと」と自身の考えを明かした。
すると、前沢氏の意見に丸山議員が自身のツイッターで反応。「この社長さんの人類史や中東の地政学すらぶっ飛ばした発想が過ぎて、驚きを隠せない。あまりにも無邪気」とし、「ツイートでは思考の全ては分かりませんが、洞察が浅い。炎上商法でないとは思いますがそれを疑うレベル」と批判した。
これに対して前沢氏は「それでは、先生はどうしたら良いとお考えですか?テロリストって誰で何が目的でどうしたらなくなりますか?そのために私たち市民にできることは何ですか?もし先生のご家族や身近な方が人質にとられても身代金は断固払いませんか?」と反論。丸山議員は「戦場で仰る『市民』」に出来ることは限られています。それでも出来ることは何かというのなら、外務省海外安全HPで渡航中止や退避勧告と書かれている地域にはなるべく行かないでください。私なら仮に自分や家族が人質に取られればなおさら身代金は払いません」と回答した。
前沢氏は「もう一度伺います。テロをなくすにはどうしたらいいですか?先生個人のご意見をお聞かせください」と再度質問。「テロがなくなるとはどういう状態でしょうか?自然界ですら他者を殺めたり破壊する同様のことは数多起きています。人間界もテロどころか殺人事件すら未だ数多」など困惑気味に返信した丸山議員に対し、前沢氏は「お考えよく分かりました。あまりに真っ当なご見解で、夢もなければビジョンもないため、個人的には支持や応援はできないと思いました」とキッパリ。「今後は一市民を小馬鹿にしたような発言は謹んでいただくようお願い申し上げて終わりにします」と話を切り上げた。
スポニチアネックス 2018年10月27日 21:10
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