アメリカのトランプ政権に対する審判の場と位置づけられる中間選挙は6日、全米各地で投票が
行われ、一部の州で開票が始まりました。与党・共和党が議会の上下両院で多数派を
維持できるかが焦点で、選挙結果を受け、アメリカ第一主義を掲げるトランプ大統領の政策をめぐり、
日本などにも影響が出るのか注目されます。
4年ごとの大統領選挙のちょうど中間の年に行われる連邦議会の中間選挙では100ある上院の
議席のうち35の議席と、435議席ある下院のすべての議席が改選されます。
投票は現地時間の6日、各州で行われ、日本時間の7日午前8時に全米で最も早く
中西部インディアナ州と南部ケンタッキー州の一部で投票が締め切られ、開票作業が始まりました。
事前の世論調査では、連邦議会の上院では与党・共和党が引き続き多数派を維持する可能性が
高まっている一方、下院では野党・民主党がやや優勢ですが、終盤、共和党も追い上げをみせ、
接戦となっていました。
仮に共和党が上下両院のいずれかでも多数派を失うことになれば、トランプ大統領の政権運営が
難しくなることも予想され、このため、特に下院で、共和党が多数派を維持できるかが最大の
焦点となっています。
また、中間選挙の結果を受け、アメリカ第一主義を掲げるトランプ大統領の外交や貿易政策を
めぐり、今後、日本などにも影響が出るのか注目されます。
開票作業は順次、各州で行われ、上院は早ければ日本時間の7日午前中にも大勢が判明する
見通しです。一方、下院は7日午後にも情勢が明らかになる見通しです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181107/k10011701001000.html