3位でシードとなっていた横浜FCは2回戦から登場。1回戦で大宮アルディージャを破った東京Vをホームへと迎え入れた。
横浜FCはイバが先発に入った一方で、レアンドロ・ドミンゲスが間に合わず。メンバー外となった。一方の東京Vは内田達也が大宮戦で退場処分を受けたため、若干のメンバー変更を余儀なくされている。中盤は渡辺皓太、井上潮音、佐藤優平で構成され、前線は林陵平、奈良輪雄太、そして李栄直が入っている。
試合は序盤から激しいマッチアップが各所で繰り広げられ、ファウルで止まる時間が長くなっていく。
両チームともに前からプレッシングをかける戦術を選択。序盤から激しいマッチアップが各所で繰り広げられ、ファウルで止まる時間が長くなっていく。
ボールを支配する時間が長くなったのは東京Vだが、チャンスが訪れるのは横浜FC。20分にはペナルティーエリア内でボールを拾った齋藤功佑が右サイドからクロス。ファーで合わせたのは小兵、永田拓也。ヘディングで狙うが、シュートはバーを越えていく。
さらに28分には、横浜FCがカウンターから最後はイバがヘディングシュート。マイナス気味に入ったクロスを強靭な体幹で枠に飛ばすが、左ポストに嫌われてしまう。
後半に入ると、直後に東京Vは2枚替えを敢行。レアンドロ、梶川諒太を入れ、1点を奪うため勝負に出る。すると、ボールを拾える梶川、そしてターゲットになれるレアンドロが入ったことで、東京Vが流れを引き寄せていく。佐藤優平の直接FKがゴールを脅かすが、南雄太のセーブで横浜FCは窮地を脱する。
逆に横浜FCがカウンターから好機を作り出す。北爪健吾のシュートはGK上福元直人に阻まれ、スコアは均衡を保つ。すると東京Vのミゲル・アンヘル・ロティーナ監督は最後のカードを切ってドウグラス・ヴィエイラを投入。さらに勝負に出る。
逆に横浜FCは小島一仁、戸島章を入れて0-0で逃げ切る覚悟を見せる。逆に相手のミスから決定機を得るも決めきれず。
すると最後の最後にドラマが待っていた。東京Vの右からのコーナーキックで混戦の中、押し込んだのは途中出場のドウグラス・ヴィエイラ。土壇場で東京Vがリードを奪う。最後の最後に生まれた1点を守りきった東京Vが勝利し、ジュビロ磐田の待つ入れ替え戦へと駒を進めた。
横浜FC 0−1 東京V
[得点者]
90+6’ドウグラス ヴィエイラ(東京V)
スタジアム:ニッパツ三ツ沢球技場
入場者数:12,625人
https://www.jleague.jp/match/j1j2playoff/2018/120209/livetxt/#live