2018.12.4
俳優の堺正章(72)が3日放送の「石橋貴明のたいむとんねる」に出演。自身が主演を務め、高視聴率を記録したドラマ「西遊記」(日本テレビ系)の“裏話”を告白し、番組を盛り上げた。
この日の番組は「石橋貴明が語りつぎたい堺“しぇんしぇえ”のココがすごい!」。堺をゲストに迎え、交流の深いとんねるず・石橋貴明(57)がミッツ・マングローブ(43)とともに3人で堺のこれまでの歩みを振り返った。
そのなかで堺が1978年から放送が始まった「西遊記」について言及した。「西遊記」といえば、当時破格の10億円という製作費を投じられて作られた伝説の連続ドラマ。数ある作品のなかでも堺の代表作として語りつがれ、その脇を夏目雅子さん、西田敏行(71)、岸部四郎(69)といった名優たちが固めている。
堺はまず「アレ(三蔵法師役)は夏目雅子じゃなかったんだよ」と切り出し、石橋とミッツを驚かせた。当初、制作側がオファーを出した人物について堺は「誰だと思う?意外な人だよ」と2人に投げかけたが、石橋らからは答えは出なかった。その人物について堺は「(5代目坂東)玉三郎さんだったのよ」と告白。
そして驚く2人を前に「玉三郎さんのところに最初に行ってオファーしたら『それは面白いよね』って言ってくれたらしい」と述べた。しかし堺によると、そこで坂東は「誰が悟空をやるの?八戒は?カッパは?」と尋ね、その配役を聞き、「お断ります」と述べたのだという。この裏話に3人は大爆笑した。
また堺は共演した夏目さんについてもコメントした。当時まだ20歳だった夏目さんに対し堺は「モデルさんあがりですらね」とし「芝居なんかできるの?」と当初は半信半疑だったと明かした。だが撮影がスタートすると堺の考えは一変。「うわっ、この人スゴイわ…」と感じるようになり、
「どんなことにも動じない。僕がちょこっとアドリブかましても平気でついてくる」と強調し、「こんな女優さんいる?って感じでしたよ」と大絶賛した。そんな堺ならではのエピソードに石橋とミッツもただただ驚くばかりだった。(zakzak編集部)
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