https://sokuhou.matomenow.com/wp-content/uploads/2018/12/20181205_566408techin_thum800-1.jpg
米ペンシルベニア州で、今年3月に交際相手の男性に暴力を振るった挙句、自身の体重でもって男性を窒息死させたとして逮捕・起訴されていた女が、12月3日に裁判所に出廷。第3級殺人罪を認めた女には、18年?36年の懲役刑が科せられることになるという。『GoErie.com』『Mirror』などが伝えた。
3月18日、ペンシルベニア州エリー郡に住むウィンディ・トーマス(44歳)は、交際相手の男性キーノ・バトラーさん(44歳)を自宅で殺害した。
この日、ウィンディは酒に酔ってコカインを購入しようとしたところ、キーノさんと口論になった。体重136kgのウィンディは、54kgほどしかないキーノさんに向かってリビングのテーブルを振り上げ、テーブルの脚でキーノさんの頭部を激しく殴るなど暴力行為に出た。その後キーノさんの体に馬乗りになったウィンディは、全体重をかけてキーノさんを圧迫。ウィンディの重みで呼吸ができなくなったキーノさんは、床の上で窒息死した。
「恋人を殺してしまった!」というウィンディからの911通報により駆けつけた警察官は、血が付いたテーブルの脚を発見。その後、ウィンディは逮捕され保釈金なしで拘留された。裁判では弁護人が「被告は酒に酔い、意識を失って被害者の上に倒れ込んでしまった。被告に殺害の意図はなく、被害者が窒息死となったのは事故である」と擁護したが、検察側はキーノさんの手や頭に刺し傷があったと主張。検死の結果でもキーノさんが首に鈍い力で外傷を加えられたことや鈍器による頭部外傷、胸部圧迫による呼吸不全であったことが判明し、ウィンディは第3級殺人罪で起訴された。
12月3日、法廷で自身の罪を認めたウィンディには18年?36年の懲役刑が科せられることになるという。キーノさんの姉サンドラ・ジーン・バトラーさんは「家族は今でもキーノを失った事実から立ち直れないでいる」と悲しみを露わにし、このように語った。
「あの女がしたことは40年以上の終身刑に値することだと思っています。弟とあの女は2年間交際していましたが、うまくいっていませんでした。そのうちに何か悪いことが起こる気がして、私はあの女に『弟を殺さないで』と言ったこともあったのです。」
悲しくもこのような形で命を奪われたキーノさんには、娘と2人の孫、そして母親とサンドラさんを含む9人のきょうだいがいた。12月21日の判決日にウィンディにどのような刑期が下されても、大切な家族を失った遺族の悲しみが癒えることはないだろう。このニュースを知った人からは、「肥満が凶器になったわけか…男性、気の毒すぎる」「長期で刑務所に入れば少しは痩せるのでは?」「こんな死に方、悲惨だな」「18年?36年の刑期ってことは、判決によっては18年の可能性もあるわけでしょう? それって殺人にしては短すぎると思う」「こんな女にも交際できる男性がいたことに驚く」といった声があがっている。
画像は『The Sun 2018年12月4日付「CRUSHED TO DEATH 21 stone woman admits murdering her 8 stone boyfriend by SITTING on him」(Credit: WENY NEWS)』のスクリーンショット
12月5日(水)15時30分 Techinsight
https://news.biglobe.ne.jp/international/1205/tec_181205_7129989727.html