12月2日に放送された『M‐1グランプリ2018』(テレビ朝日系)で審査員を務めた上沼恵美子(63)。
率直な講評で会場を沸かせていた上沼だが、それに不満を抱いたとろサーモンの久保田かずのぶ(39)とスーパーマラドーナの武智正剛(40)が打ち上げの様子をSNSで中継し猛批判。
「右のおばはん更年期障害かと思いますよね」など女性蔑視ともとれる発言も飛び出し、一大騒動に。さらに、上沼は自身のラジオ番組で「こんな年寄りが座って、偉そうにしてる場合じゃない」と審査員の引退を示唆。一部報道では上沼が2人に対して激怒しているとも報じられていた。
果たして、“西の女帝”は今何を思うのか――。真相を確かめるべく本誌は、大阪にある上沼の自宅へと向かった。12月5日の夕方、買い物から戻ってきた上沼。本誌記者が直撃したところ、彼女はゆっくりと重い口を開いた。
――久保田さんと武智さんの発言についてどう思われますか?
「なんか言ってたそうですね。でも全然詳しく知らないんです」
――動画については?
「見てないんです。ごめんなさいね。パソコンには疎いもんで……」
――2人が直接上沼さんに謝罪をしたいと言っている話もあるようなんですが。
「いいって。そんなことする必要ないです」
そう語る上沼の口ぶりは意外にも穏やか。さらに、驚きの一言が飛び出した。
「私思うんです。お酒を飲んでくだをまくことなんてのはよくあること。だからね、天下取ったらいいんですよ。彼らがダウンタウンのようになったら何言おうが失言になりませんからね。頑張って、日本一の漫才師になってほしいと思います」
上沼が口にしたのは怒りではなく、2人への激励だったのだ。そして自らの、“引退宣言”についても真相を語り始めた。
――今回の騒動が原因で審査員を引退されるんですか?
「それは違います。私ももう年寄り。だから審査するよりは、出場者として出たいと冗談で言っただけです(笑)」
――では、来年の続投も期待していいのでしょうか?
「それは、来年にならないとわかりません。ただ、毎年松本人志さん(55)が強く誘ってくださるんです。なので毎年お受けしています」
続けて、一部で『好き嫌いで決めているのでは?』と批判を受けていた自身の審査についてもこう語り始める。
「実は、(好き嫌いで審査していると)受け取られた部分については失言かなと反省しているんです。特にミキに『決勝に残ってほしい!』と言ってしまったのは、私情が絡んでいました。そこは反省しています。でもね、漫才はちゃんと審査したつもりです。得点に好きとか嫌いとかは、いっさい入れておりません! 私は漫才だけを見てちゃんと審査した自信があります。だって皆さん頑張っているんですもの。人生がこれで変わるわけですから」
そんな上沼だが、次の質問には思わず表情を曇らせた。
――武智さんが上沼さんのことを「更年期障害」と批判していたのですが……
「そうなんや……それは無礼やな! 更年期障害というのは40代でやってきます。私はもう63歳なので、ないです。更年期障害なら、(あれだけ大変な)審査員は務まりません!」
直撃のなかで、唯一顔をしかめて怒りを見せた上沼。それには“ある理由”があった。
「上沼さんは今年3月、自身の番組で“夫源病”と診断されたことを告白しています。夫の存在がストレスになり、妻の心身に不調が現れるという状態のこと。更年期障害の中年女性が不調になる原因の1つにも、夫の存在があるといわれています。上沼さんもご主人の定年とお母さまの死が重なった3年ほど前から、不調を訴えはじめていました。フラフラすることも多く、周囲にも『しんどい……』と語っていたそうです。そうした経験をした彼女だからこそ“更年期おばはん”発言はさすがに見過ごせなかったのでしょう」(上沼の知人)
それでも最終的には、後輩の失言にも“許し”を与えた上沼。この流れなら、自身の冠番組である『怪傑えみちゃんねる』(関西テレビ)に2人が出演する日も近いのでは? 記者がそう聞いてみると、
「いや〜、その気はまったくないです(笑)」
そう言って記者を笑わせた上沼。“西の女帝”の素顔はどこまでも悠然としたものだった――。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181211-00010000-jisin-ent
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【芸能】上沼恵美子「彼らがダウンタウンのように天下とったら何言おうが失言にならない。頑張ってほしいと思います。」 ★2
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