2018年12月7日
過激化するヴィーガンの活動
個人の信条として、菜食主義は尊重されるべきだろう。しかし、近頃海外では、他人に暴力的な手段で押しつけたがるヴィーガンが増加し問題になっている。
11月25日、イギリス・ブライトンにあるステーキハウスにヴィーガンの集団が入り、肉食反対の集会を起こすという事件が起こった。
こちらがその現場の映像である。
https://twitter.com/SelppaSelppa/status/1066422288671825921
この抗議行動を起こしたのは、地元ブライトンのヴィーガングループ、「ダイレクト・アクション・エブリウェア」。
夕飯時、ステーキハウス”Touro”へやってきた彼らは、「彼らは食べ物じゃない、これは暴力」と繰り返し叫んだり、牛の悲鳴を聞かせるなどして、客たちに食事をやめさせようと訴えた。
撮影者もこのヴィーガン集会の参加者で、カメラの後ろで「酷いにおいだ。この死体を見て。彼らは私たちに肉食を抗議させているけど、私たちの目の前で動物の死体を食べている」と口にしている。
その後、20分後にようやく警察が到着して強制退去となり、抗議に耐え続けていた客たちは肩をなでおろしたという。
やがて客たちは、「You’re not singing anymore」(サッカーで相手チームが静かになった時、挑発として歌う曲)を歌い始め、店内は妙な一体感に包まれたとのこと。
同グループのスポークスマンは地元メディアの取材に対し、活動の意図をこのように示している。
「今この瞬間にも、私たちは不適切で非倫理的な食糧の選択により、大きな環境破壊を引き起こしています。
私たちはエゴと身勝手さを放棄し、全ての動物とつながっていることを受け入れるべきです。
私たちはこれ以上、動物の苦しみや恐怖を無視することはできません。」
しかし、この動画には同じヴィーガンからも批判が相次いでおり、「これは適切は方法じゃない。ヴィーガンの悪評を広めないでほしい。菜食を勧めるための方法が他にもたくさんあるのに、何でこんな方法を選んだのか。これはただの嫌がらせだ。」という厳しい声が寄せられていた。
このような過激な活動は逆効果になりかねない。一方で、大手ブランドが毛皮や革製品を排除するなど、ヴィーガンの思想が少しずつ世の中に浸透しているのは確か。方法論をしっかり探れば、賛同者も増えるのではないだろうか。
https://edmm.jp/87644/
★1 :2018/12/10(月) 16:23:10.29
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