エンタメ2019年1月12日掲載
ゴールデンで2.2%の番組も
年末年始、フジテレビの視聴率が“大惨敗”と形容してもおかしくないほどの低調だったことが、関係者の間で話題になっている。
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何しろ肝心のゴールデンタイムで、各番組が軒並み1桁という視聴率だったのだ。その数字からまずご紹介しよう。2018年の年末篇、19年の年始篇として2つの表にした。
フジテレビ年末年始視聴率【2018年・年末篇】(他の写真を見る)
2つの表には15本の番組名が記載されているが、視聴率が2桁に達したのは1月3日の「VS嵐2019 賀正新春豪華3時間SP」だけだ。後は全て1桁。ちなみに最低は1月1日、元日の午後7時から放送された「ニッポンよ!セカイを倒せ!フジヤマ 〜日本のNo.1vs世界のNo.1」の2.2%だった。
昭和世代なら、「新春かくし芸大会」(1964〜2010年)の人気をご記憶だろう。ちなみに最高視聴率は1980年の48.6%。「楽しくなければテレビじゃない」の黄金期と現在では、まさに隔世の感がある。ライバル民放キー局の制作スタッフも、驚きを隠せないようだ。
フジテレビ年末年始視聴率【2019年・年始篇】(他の写真を見る)
「テレビ業界では視聴率が1桁だったことを“シングル”と呼びます。シングルを取ってしまった番組プロデューサーは、翌日、出社できないくらい肩身の狭い思いをするものなんです。それが今回、フジテレビは年末年始、ゴールデンタイムの番組で大半がシングルになってしまいました。これは失礼かもしれませんが、もう“悲惨”としか申し上げられない状態だと思います」
テレビの視聴率が、全盛期より落ちているのはご存知の通りだ。そのため民放キー局では、とにかく視聴率が10.0%なら、まずは合格点と見なされるという。
「それが9.9%なら、たとえ0.1%の差であっても、『ああ、シングルが出ちゃった……』とプロデューサーは落ち込みます。ただし、それは日テレ、テレ朝、TBSの話であって、フジは違います。フジは9.9%だと『会社中がお祭り騒ぎになる』と言われています」(同・制作スタッフ)
社員のモチベーションを心配する声も
確かに上の表では、2%とか4%はざらだ。9%なら「惜しい!」という感じになるのだろう。そのためフジテレビでは、同じシングルでも“優劣”をつけることになってきたという。
「8%以上は『ハイ・シングル』で、7.9%以下は『ロー・シングル』なんだそうです。1桁の視聴率が常態化したフジテレビでは、社員や番組スタッフのモチベーションを上げるため、同じ1桁でも差別化をはかる必要性に迫られたということなのでしょう」(同・制作スタッフ)
続けて制作スタッフは「本当に余計なお世話なんですが」と前置きした上で、「逆効果が心配です」と指摘する。
「8%で褒められるわけですから、現場は全力で8%を狙ってしまう危険性があると思います。2桁の視聴率を生み出す“闘争心”がなくなってしまうかもしれません。気の早い業界関係者は『今後もフジテレビの低迷が続けば、“ハイ・シングル”の番組も激減し、“ミドル・シングル”が新設されるのではないか』と噂しています」
続きはソースで
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/01120600/?all=1
★1 2019/01/26(土) 13:06:02.48
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