土星を取り巻く繊細な環。美しいのはもちろんだが、魅力はそれだけではない。信じられないような科学的な事実も打ち明けてくれるのだ。
このほど天体物理学の学術誌「The Astrophysical Journal」に、環に生じる波を利用して、土星の1日の長さを解明した論文が発表された。論文によると、土星の1日は10時間33分38秒であるという。科学者たちはこれまで、土星の1日の長さがわからないことを何十年も歯がゆく思っていた。
中略
太陽系のドラムセット
この難問を解く方法はなかなか見つからなかったが、米カリフォルニア大学サンタクルーズ校で天文学と天体物理学を学ぶ大学院生のクリストファー・マンコビッチ氏らの研究チームが名案を思いついた。
氷と塵からできた土星の環は、静かな場所ではない。土星のまわりを回る衛星が近くを通り過ぎるときには、その引力により大小の波が立つ。環の波は、土星の深部にある物質が振動するときも生じる。質量の移動により、土星の重力場に変化が生じれば、環に及ぼす引力も変化するからだ。
これは、ドラムセットのスネアドラムが、ほかの楽器に共鳴して音を立てる現象に少し似ている。
「その振動を音として聞くことはできませんが、土星は楽器によく似ているのです」とマンコビッチ氏。「楽器のように、土星の『音』は、大きさ、形、組成、温度など全体の構成によって決まります」
全文
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/012800062/
参考画像
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41dGpiHfGnL._AC_SY400_.jpg
★1)01/29(火) 12:40:18.18
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