森保一監督率いる日本代表は1日のアジアカップ決勝カタール戦で1-3と敗れた。2点を追いかける後半44分から出場したMF乾貴士(ベティス→アラベス)は試合後に悔しさを露わにした一方、「もっと早く出してくれという思いもあった」と複雑な胸中を明かしている。
序盤の日本はプレスが思うように機能せず、前半12分に豪快なオーバーヘッド弾を決められると、同27分には強烈なミドルシュートで連続失点。0-2で前半を折り返したなか、後半24分にMF南野拓実(ザルツブルク)が1点返すも、同38分にビデオ判定によるPKから失点し、最終的に1-3で敗れた。
この試合で乾が投入されたのは、1-3と2点を追いかける後半44分だ。アディショナルタイムが5分あったため実質6分程度のプレー時間のなか、「時間はなかったけど、一発はあると入りました」とゴールを狙った。しかし、この短い時間で結果を残せというのは酷な話だろう。乾も「時間も短かったですし、相手も3点目を取って2点差で守りを固めていた。ああなってしまうと厳しい」と振り返る。
今大会では、MF原口元気(ハノーファー)と左サイドハーフのポジションを巡る争いを繰り広げた。「それは批判ではなく、前の選手では当たり前。それは森保さんにも話はしていた」と補足したうえで、「元気がずっとスタメンで出たけど悔しさしかなかった。なんで自分じゃないのかという思いも何度かした」と語る。交代策に関しても「もっと早く出してくれという思いもあった」と葛藤を口にした。
指揮官とは積極的に意見交換もしており、「森保さんもウェルカムな人。コミュニケーションが取りやすかった」という良い関係を築いていたからこそ、乾も率直に思いを打ち明けている。
乾にとって悔しさだけが募る大会となった。それでも「自分自身がレベルアップしてポジション争いできるように、ここに戻ってこられるようにしたい」と前を向く。大会中にベティスからアラベスへの期限付き移籍が決まり、新天地で新たな船出を切る。30歳アタッカーはさらなる成長を遂げ、再び日本代表で輝きを放ちそうだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190203-00168132-soccermzw-socc
【サッカー】乾貴士「2トップで相手の3バックを見ていたんで、それだと絶対にハマらない。2失点目が入る前に言っておけばよかった」
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