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NHK会長 新井容疑者逮捕で出演作の配信停止は「大変遺憾」 損害賠償請求も「検討している」
NHKの上田良一会長(69)が7日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、俳優の新井浩文容疑者(40)の逮捕を受け、有料動画サービス「NHKオンデマンド」で新井容疑者が出演していた過去作品の販売停止を行ったことについてコメントした。
上田会長は「このように10番組の見合わせることになったのは残念。大変遺憾に思っております」とコメント。
今回の判断について、担当者は「今回の逮捕を受けて、総合的に判断した」と説明。「NHKとしての番組の基準や放送のガイドラインはきちんとしたものがあります。NHKが総合的に判断するときにはそういったものに基づいて判断しております」としたうえで、あくまでも「ケースバイケースの判断。そういうことも含めて総合的に判断していく」と強調。配信の再開時期など「未定」とした。
また、損害賠償請求なども「このことにつきましても適切に判断しております。損害賠償も含めて検討しているとご理解いただきたい」とした。新井容疑者が所属事務所から契約解除されているという立場もあるが、請求先についても「それも含めて検討させていただく」とした。
新井容疑者は昨年7月に自宅で派遣型マッサージ店の30代女性従業員に乱暴したとして、、強制性交の疑いで1日に警視庁捜査1課に逮捕された。この一報を受け、NHKは新井容疑者が加藤清正を演じた2016年の大河ドラマ「真田丸」などの新規販売停止を発表。公式サイトには「【販売停止】のお知らせ」と題し「都合により、下記の番組の新規の販売を停止します。大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください」と告知した。
販売停止となった番組は「フェイクニュース」「NHKスペシャル『ドラマ 龍馬 最後の30日』」「スペシャルドラマ『龍馬の遺言』」「真田丸」「トットてれび」「64(ロクヨン)」「戦後70年『一番電車が走った』」「開拓者たち」「NHKスペシャル ドラマ 最後の戦犯」「BS1スペシャル『月へ、夢を〜月面探査レースに挑んだ若者たち〜』」の10番組。