<トルコリーグ:ベシクタシュ2−0ブルサスポル>◇9日◇第21節◇イスタンブール
今冬にドルトムントからトルコ1部ベシクタシュに期限付き移籍したMF香川真司(29)の2試合連続ゴールはならなかった。
本拠地デビューとなったボーダフォン・アリーナでのホーム戦はベンチスタート。地元メディアはこぞって先発予想していたが、途中出場で2発の衝撃デビューを飾った3日アンタルヤスポル戦に続き、試合中の出番をうかがうことになった。
会場には香川を歓迎するフラッグが掲げられ、クラブ公式テレビもウオーミングアップする香川をアップにするなど、注目度の高さをうかがわせた。約4万2000人を収容するスタジアムの入場券も完売。クラブは、お辞儀ポーズで迎える準備もサポーターに求めており、途中出場を心待ちにしている。
試合は前半40分、元トルコ代表FWブラク・ユルマズ(33)が左足で先制。サイドラインでウオーミングアップしていた香川は拍手で喜んだ。前半は出番がなかった。
再びユルマズが決めて2−0になった後半19分、スタジアムにシンジ・カガワのコールが起こった。その声援に後押しされ、21分に出番が来る。ホームの白ユニホームを初披露。4−2−3−1のトップ下に入った。まず1点を返したい相手がボールを握る難しい時間帯が続いた中、香川はボールを受けに下がったり、指示を出して修正。38分にはパス、40分にワンタッチプレーでチャンスをつくった。
しかし、この日はシュートを放つことができず。前節の「16秒弾」を含む2発に続く、連発をホームのファンの前で見せられなかった。ただ、チームは勝利。香川は率先してチームメートをたたえ、スタンドに向かって手を挙げた。さらには仲間と一緒にはねて喜ぶと、シンジ・カガワのコールが起き、両手を振り下ろしてから頭上で手をたたくチームの喜び方を初めて行い、感謝した。
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