12日、日本水泳連盟が緊急会見を開き、発覚までの経緯を説明。会見では「早期発見だった」と繰り返されたが、それに違和感を持ったのは元東京大学医科学研究所特任教授で、血液腫瘍内科医の医療ガバナンス研究所の上昌広理事長だ。
「白血病は血液のがんです。発見された時点でその血液は全身に回っている。早期発見だから進行していないので助かる、早期発見できなかったから進行していて手遅れだという考え方はしない。治療がうまくいくかどうかという予後に影響するのは、遺伝子や染色体の異常に基づく分類です」
治療の成否という予後に加え、白血病の影響で怖いのは出血だという。血小板が減り、出血しやすくなり、一度出血すると血が止まりにくくなるのだ。脳出血すれば、突然死することもある。
そこで気になるのが、1月13日に、都内の競技会で自身の日本記録から4秒遅れたことや、18日からのオーストラリア合宿中、肩で呼吸するような異変が見られたこと。
「白血病による貧血がかなり進んでいたと思われます。血小板も減っていたのでは。出血しなかったのは幸いでした」(上医師)
こうしたことを踏まえ、上医師が指摘するのは、女性アスリートの定期的な血液検査の重要性だ。池江選手が定期的な血液検査を受けていたがどうかは不明だが、ヘモグロビン濃度をチェックしていれは、早い段階で病気の診断につながるという。早く診断できれば、出血のリスクを減らすことができる。
以下ソースです
2/17(日) 14:05
AERA dot
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190216-00000025-sasahi-hlth
https://lpt.c.yimg.jp/amd/20190216-00000025-sasahi-000-view.jpg