■スマホの学校持ち込みに杉村が反対
番組では小中学校にスマートフォンを持ち込むことについて議論。大阪府教育委員会が府内の公立小中学校で認める決定をしており、文部科学省も検討を始めるのだという。
この件について出演者で「アリ・ナシ」が語られ、落合陽一氏らほぼ全てが「アリ」を主張する。そんななか唯一反対したのが杉村太蔵。自身の子供にはキッズ携帯を持たせているとした上で、
「スマホに関しては大反対。歩きながらのスマホで痛ましい事故が増えるってことは心配だしね、スマホが解禁になったら、学校に持ち込むことが許される物品の中で、今までとは桁違いに高額商品なります。
これはいじめの温床になります。公立に関しては禁止すべき」
と警鐘を鳴らす。しかしサンジャポ出演者陣は納得がいかないようで、西川史子は「もう7割が持っちゃってる」「遅れてるよ」と横槍を入れる。
そして戦慄かなのは「学校で正しいスマホの使い方を教えるべきだ」とし、テリー伊藤は「スマホで新しいアイディアが生まれる」などと正当性を主張。太田光も「プログラミングを教えているくらいだから」と、教師がなんとかするべきだという意見を示す。
■「学校外で教えろ」と持論
杉村太蔵はこれに納得せず、「そんなことは学校の外で教えればいい」と憤慨。そのうえで、
「学校の現場では親の経済力で持たせてあげたくても持たせてあげられない家庭があって。僕は公立校に関しては反対ですよ」
と猛反発。さらに「学校の先生はどれほど大変かわからない」「学校の中ではある程度規制してあげないといけない」「公立学校については経済格差がある」と私見を述べた。
■真剣な杉村に出演者が「話が長い」
真剣に問題を語った杉村太蔵だが、そんな様子を見た戦慄かなのは「話が長い、話が」と止めるよう促す。すると西川史子など出演者は一様に笑い、太田光は「なんでそんなに怒ってるの」と茶化した。
憤然とした杉村は「いや、非常に僕は怒っている」と顔をこわばらせる。結局、議論に結論は出ず、経済格差や教師の負担を理由に「公立校のスマホ持ち込みに反対」と語る杉村を共演者が小馬鹿にしたような形で、話題は次へと移った。
■視聴者から共演者の態度に批判
番組視聴者は経済格差などから真剣に問題を考え、反対論を唱えた杉村太蔵に同調する人が多い。また、真剣に物事を語っているにもかかわらず、「話が長い」などと嘲笑った出演者に批判が寄せられている。
■真剣な議論を笑う出演者に違和感
真剣に問題を語る人間に対し「話が長い」と嘲笑い、「なんで怒ってんの?」と茶化していると取られても致し方ない形で議論を終えた番組に違和感を覚える視聴者は多かった様子。
意見が違う者を嘲笑うような振る舞いをする出演者に、「いじめられる人間」や「経済格差に苦しむ人間」の気持ちはわからないのかもしれない。
しらべぇ / 2019年2月24日 15時0分
https://news.infoseek.co.jp/article/sirabee_20162014817/