千葉県の松戸新京成バスは26日、路線バスの男性運転手が、車椅子の男性の乗車を拒否していたと明らかにした。
「あと30秒で発車するので無理です」と伝えて発車したという。
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/573716
松戸新京成バス(松戸市紙敷)の路線バスの男性運転手(50)が車いすの男性の乗車を拒否していたことが25日、同社への取材で分かった。
発車時刻間際で運転手は「あと30秒で発車なので無理です」と男性に伝えて発車したというが、同社は「乗客に状況を説明した上で、
遅れてでも乗車対応すべきだった」と話している。
同社によると、車いすの男性は22日午前10時45分ごろ、松戸市内の始発停留所からバスに乗ろうとした。
付き添いの女性が運転手に呼び掛けたが、運転手はスロープや固定ベルトなどの準備による発車時間の遅れを懸念。
外マイクで「あと30秒で発車なので無理です。ごめんなさい」と伝え、乗車を拒否して発車した。
車いすの男性は約10分後、同社の後続バスに乗車。同バスの男性運転手が、車いすの男性が前のバスに乗らなかったのを
不審に思って理由を聞くと、「乗せてもらえなかった」と答えたため、社に報告した。
同社の路線バスは全て車いす対応で、当時バス内は空席もあり乗車は可能だったという。
運転手は社の聞き取りに「誤った判断をした。時刻より前だったので、当然乗せるべきだった」と説明しているという。
同社は「お客さまや地域の信頼を裏切り非常に反省している」と謝罪した。
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