逮捕(不起訴)されたAとB、山口の帰宅時間を2人に教えたCはいずれも軍団の一味だった。
横暴かつ悪辣な手口でアイドルとの“接触活動”を行う彼らの存在を、NGTの運営サイドは認識しつつも、野放しにしていたことがわかった。
「週刊文春デジタル」が、今村悦朗前劇場支配人の音声テープを入手した。
音声は2018年の夏、NGTのイベント会場で、ある一般のファンが今村前支配人にZ軍団を出入り禁止にするよう陳情した際のやりとりを録音したもの。
ファン「軍団がイベント会場で暴れたり、やりたい放題でファンは皆、迷惑している」
今村氏「今度1回俺(軍団と)飲もうかと思っててさ。飲みましょうって言われて、ここだけの話ね、
手なずけているの俺(中略)あいつらだってファンなんだから除外するだけじゃだめだよ」
ファン「中井りかの軍団員との(文春の)熱愛報道は?」
今村氏「これが芸能界。(中略)中井の場合も乱れがあるよ真っ黒だよって思わせちゃうし、
思うところもあるし、実際そういうところあるよ、性格上。でも俺からするとあいつはあいつで守りたいものがある」
つまり、今村氏は明らかにファンとZ軍団の“近すぎる距離”について把握していた。
グループにとって“不都合な真実”を黙認し劇場支配人自らが握りつぶしていたのだ。
「犯人の一人であるBは、ファンの間でも無節操な接触活動で有名でした。
今村はじめ運営サイドも“山口推しの危険なファン”として認識していたはずです」(軍団の友人)
事件については、秋元康氏や運営にも報告されていたという。
「東京でAKBグループ全体を統括する『AKS』は、12月半ばに行われたスポンサーやレコード会社、
代理店との定例会議で、すでに解決にむかった事案として報告をしました。
今村は(LINEのメッセージで)事件を徹底的に追究すると、部下やメンバーに対してポーズをとりましたが、AKSとしては穏便に済ませたかった」(AKS関係者)
「週刊文春デジタル」では問題の音声を収録した7分の《完全版》動画を公開中。
同サイトのデジタルオリジナル記事でも詳報している。
http://bunshun.jp/articles/-/10568