はたして結果は。
■新潟と金沢の2強、その実態は
まずは全国結果をご覧いただこう。トップは新潟で得票率51.9%とわずかに過半数を上回った。続くは金沢で得票率38.6%を記録。この2都市が2強で、以下3位が富山の7.1%、4位が福井の2.5%と大きな差がついた。
人口で比較するとおおよそ新潟80万人、金沢46万人、富山41万人、福井26万人となる(18年1月現在)。人口差で比べると金沢が健闘しているといえる結果だ。
さすがは日本有数の観光・文化都市だろう。新潟も本州日本海側で最大の人口があり、国際貿易港の新潟港を擁するなど経済力はかなりのものだが、金沢も知名度と文化力では負けていないということか。
■全国的には新潟優勢も、地元に限ると…
次に都道府県別の結果を見てみる。2強の新潟・金沢のどちらがより多く票を得たかを分析すると、新潟優勢が27都道府県、金沢優勢が15府県となった。福井・富山が最多得票を獲得した地域はなかった。
まず地元の北陸4県では、新潟以外の3県で金沢派が圧勝。北陸3県(富山・石川・福井)の盟主としての面目を保った形だ。北陸4県だけの結果(全526票)で見ると、金沢が320票(60.8%)で、新潟の170票(32.3%)を大きく上回った。
こうした結果になったのは、位置関係的に北陸3県の結びつきが強いことや、新潟が東北地方や信越地方のくくりで扱われることがあることも影響しているのかもしれない。
また新潟と石川の「直接対決」の結果を比較すると、新潟では金沢への票が39.2%。一方、石川で新潟への票は18.3%にとどまった。石川県民の方が地元愛は根強い様子。逆に新潟県民が謙虚ともいえそうだ。
全国に目を移すと、金沢の得票が多かったのは特定の地域に集まっている。東海・北陸から関西にかけてのエリアで優勢なのだ。静岡・岐阜・富山から西は大阪まで、隣接する10府県で金沢優勢だ。
こうした結果は、金沢と東海・関西の結びつきがいかに太いかを裏付けている。例えば金沢には中日新聞の北陸本社があり、小売業では名鉄グループのめいてつエムザが進出。関西とは北国街道や北陸線で密接につながっているわけで、人的・経済的な交流はとても太かった。
このため、金沢の方が身近でかつ文化風土を知っている人が東海・関西に多く、その分多くの票を得たものと思われる。
基本的には人口が多く政令指定都市にもなった新潟に多く票が入る中で、東海・関西とのつながりの強さを金沢が見せつけた。富山・福井でも石川に近い結果になったことで、同じ北陸4県でも新潟とそれ以外には、文化的・心理的に見えない境界線があるようだ。
2019年2月22日 8時0分 Jタウンネット
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