日本は30年あまりの平成の時代のうちに、すっかり衰退してしまった。若い労働力は減り、賃金も減り、負担だけは反比例して伸びていく。もはや高度経済成長期の日本の見る影などないし、ぶっちゃけ2020年の東京オリンピックが控えていたとして、その特需めいたものが市井の私たちに福音をもたらすかどうかも疑わしいレベルだ。
どう考えてもこの国はオワコンにも関わらず、世間は未だに、この現実に素直になりきっていない。(文:松本ミゾレ)
■社会は厳しいぞ!と言う人が社会を生き難くしている
先日2ちゃんねるに「バカ『社会は厳しいぞ!』ワイ『お前みたいなやつの集合体が社会で生き難くしてるんやろ』」というスレッドが立っていた。タイトルだけで言わんとしていることはおおよそ分かる。我々には、自分が味わった不条理や苦痛を、後の世代にも味わってもらわなければ不公平だと感じる性分が少なからずある、という指摘だ。
日本社会は、不条理だの非効率だの言っている場合でもないのに、未だに後の世代にそれを強いて自縄自縛の状態に陥っている節は確かにある。スレッドには、
「『厳しいから耐えろ』やなくて『厳しくない世の中にする方法』を皆で考えるべきだよな」「一億総ゆとり社会の方がなんぼかましやろ、どうせ経済成長せんならな」
など、タイトルに賛同する声が多かった。
この発言にイライラする人もいると思うが、人間は心に余裕がないときに図星を突かれると苛立つ生き物なので”そういうこと”だと自覚してもいいように思う。厳格な規律の元粛々と働き、理不尽に耐えることができるのは、相応の対価をもらっている人間だけだ。そんな人間が今の日本にどれほどいるか。
https://blogos.com/article/359831/
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1が建った時刻:2019/02/23(土) 21:54:46.61